非商用目的のプロジェクトで使用する【学習用ライセンス】
Houdini Apprenticeについて、メリット、デメリット
個人でも購入しやすいHoudiniインディー版との比較など、
わかる範囲内で調べてみましたので、
Memoとして残しておきます。
Apprentice (アプレンティス)とは
見習い、弟子、徒弟などの意
・Houdini Apprentice(アプレンティス)の特徴
メリット
・価格 無料
開発元SideFXの公式ページhttps://www.sidefx.com/ja/から
無料でダウンロード出来ます。
ちなみに上記公式ページではチュートリアルや作例など学習コンテンツが豊富にあります。
一部日本語字幕がついているものもあったりしますので、まずは公式チュートリアルを
模倣して学習していくのが近道かと思います。
・試用期間 実質無制限
30日間のライセンス制限がありますが、何度でも更新可能です
デメリット
・独自の保存形式
シーンファイルの保存が独自ファイルフォーマット形式(.hipnc)
一応、Houdini FXでもApprenticeで 保存したhipncは読み込めますが、
保存時は同じく.hipnc形式になるっぽい
・レンダリング画像にウォーターマーク付与
下記のようなウォーターマーク(透かし)が入る
画面右下隅に小さく入るだけなので、気にならない場合も
・レンダリング解像度の制限
静止画、動画とも、1280×720を上限とします
・書き出し形式、出力の制限
ApprenticeではオブジェクトはOBJ形式のみ出力可能なようです。
OBJ形式は頂点カラーが内包できない為、ゲームエフェクト的には痛いところ
FBX形式、Alembic形式は読み込みのみ使用可
・外部レンダラーの使用不可
サードパーティレンダラとの連携はできません。
Arnoldや、RedshiftなどはApprenticeでは使用出来ません。
標準レンダラーのMantraが遅いので、不満に感じる人は多いかもしれません
・HoudiniEngineプラグインは使えません
Mayaや、MaxなどDCCツール
UE4,UnityなどゲームエンジンへHDA(Houdini Digital Asset)は持っていけません
・Engine用アセット作成もできません。
・Houdini Indie(インディー)の特徴
・年間総収益が $100,000 (日本円で約1千万円) 以下の場合、
商用利用も許されるインディー版です。
・個人で購入するのはこちらが現実的です。(制限付き商用ライセンス)
機能
制限はApprenticeにくらべて、かなり緩和されています。
上記Apprenticeでの制限は、ほぼほぼ撤回され、
・動画レンダリング時の解像度は4096*4096
静止画の解像度は無制限
・独自の保存形式
シーンファイルの保存が独自ファイルフォーマット形式(.hiplc)
値段
SideFX本家での販売のほか、スチーム版もあり
Steam 年間サブスクリプション
・12ヶ月 29949円
・24ヶ月 45520円(24%OFF)
(ブラックフライデーなどのセール対象外なので、いつ買ってもOKだと思います)
まとめ
・Apprenticeの機能制限をあまりデメリットに感じない人はとりあえずApprenticeでも良いかと
なにより無料で期間を気にせず学習できるのは驚異的
学生やホビーユーザーはApprenticeでじっくり検討してみては。
・自宅環境でApprenticeを使って軽く検証をして、出社してFXで本組するとかの使い方も
・エフェクト用途としては、頂点カラーを出力する方法がないのが厳しい
UE4や、Unityなど外部エンジンので、シェーダーを絡めて検証したい人は
Indy版を買うほうが幸せになれる気がします。
以上、[Houdini] Apprentice 無料体験版について調べてみた でした。
コメント